「朝起きて仕事に行くけれど、なんだか心が晴れない」「やりがいを感じられないけれど、辞めるのも怖い」――こんな気持ちでなんかモヤモヤした日々を過ごしていませんか?
表面上は順調のようで、心の中ではこれまでのキャリアの延長線上に未来が見えなくなり、自分の可能性を疑ってしまうことないでしょうか。
このブログでは、なぜ私たちは変化を恐れるのか、そしてその壁を乗り越えた先にどんな未来が待っているのかを考えていきます。
一歩踏み出す勇気を持つことで、あなたの人生はきっと変わります。
モヤモヤの原因何か?

なんかモヤモヤしている状態というのは、頭や心の中で何かが引っかかってスッキリしない状態なので、具体的に言葉にすることが出来ないものの、原因を考えてみると以下のような内容がしっくりくるのではないでしょうか。
決断できない時 | 決断した後で後悔するかもしれない、どれが正解かがわからないという思いから迷いが生じている |
自分の期待と現実にギャップがある | 結果が思うようにいかなかった時や、周りの反応が自分の期待を下回った時など |
自分の本音を抑え込んでいる時 | 周囲の期待に応えているものの、本当に自分はこれでいいのだろうかと感じている |
何かがあいまいな時 | 周囲の期待に応えたいが何をしたら正解かわからない、何をすればよいのかわからなく不安な状況 |
本当はやるべきことが分かっているのに行動出来ていない時 | わかっているが出来ない状況で、なんで自分は行動出来ないのだろうかと自己嫌悪におちいっている |
自分が停滞していると感じる時 | 変化のない毎日への不安、このまま成長できないのではないかという焦燥感 この先のことが想像できるようになることでの「このままでいいのだろうか?」という漠然とした不安 |
他人と自分を比較してしまう時 | 他人よりも劣っているという劣等感、自分には何かが足りないという焦り |
コントロールできないことに直面している時 | 自分ではどうにもならないことに直面した時の無力感 年齢を重ねることで、今さらやってもしょうがないと生まれる「新しい挑戦への恐怖心」 |

漠然とした不安、焦燥感、自己嫌悪、劣等感、こうした気持ちが晴れないモヤモヤにつながっているようですね
考えれば解消できるわけではないこのモヤモヤ
解消するための方法について考えていきます。
解消のカギは『コンフォートゾーン』を知ることから


コンフォトゾーンとは
コンフォートゾーンとは、「自分が安全だと感じられる慣れ親しんだ環境」のことをいいます。安全安心な環境であるため、人はそこからなかなか抜け出すことができません。
コンフォートゾーンの例は、長年働いている職場、ルーティン化した日々の生活、いつもと同じような成績などが該当します。



安全安心な環境なら悪い事ではなさそうだニャ



そうですね
ただ、安心できる環境だからそこから抜け出すことに躊躇してしまうのです
コンフォートゾーンのメリットとデメリット
メリット | デメリット |
---|---|
安心感がある、居心地が良い リスクを伴わない 慣れ親しんだ環境や習慣 | 新しい発見が少ない マンネリ化しやすい 成長の機会が少ない |
変化への恐怖の正体
人は未知の環境に飛び込むことに対して本能的な恐れを感じます。「失敗したらどうしよう」「人からどう思われるか」という不安から来るもので誰にでも起こりうるものです。
しかしながら、不安なので行動しない、変化しないというままでいても、「このままで良いのか」「なんで自分は行動できないのか」という感情が生まれ、本当の意味での安心感は得られません。
コンフォートゾーンを抜け出す挑戦をしてみませんか。
コンフォートゾーンから抜け出すための具体的なステップ
自分の「モヤモヤ」を言語化する
自分が何に対してモヤモヤしているのかを明確にすることが大切です。
ノートや日記に「なぜモヤモヤしているのか」を書き出してみましょう。
モヤモヤの原因は、仕事・人間関係・将来の不安など人それぞれだと思いますが、すぐには言語化することは難しい人が多いと思います。
書き出すテクニックとしてジャーナリングという手法があります。
ジャーナリングについては別の記事で説明していますので、ご参考にしてください。
自分のコンフォートゾーンは何かを考える
現状の自分がどのようなコンフォートゾーンにいるのかを考えてみます。普段あまり考えたことがないことだと思いますので、いろいろと思いを巡らせることが出来るのではないでしょうか。「いまの職場は慣れきっていて居心地が良いから、このままで良いのかと思いながらも、この環境が無くなるのも捨て難いな」とか、「いつも同じルートしか使わないから新しい発見とかと疎遠になっているな」など、自分のコンフォートゾーンを可視化してみます。
小さな挑戦をしてみる
リスクを冒して大きな挑戦をする必要はありません。コンフォートゾーンから少し抜け出すような小さな挑戦をしてみます。今まで行ったことのないお店に行ってみるとか、何かのセミナーに行ってみるなど。
コンフォートゾーンの外に少し踏み出すとモヤモヤした気持ちが少し解消するかもしれません。
一歩踏み出した自分を褒める
小さな挑戦が出来たら自分を褒めてあげましょう。
変化を起こした自分を肯定する習慣をつけることで継続につながります。
周囲の人と今までとは違う接点を作ってみる
いつも話すメンバーでも構いません。いつもとは違う話題で話してみるのも良いきっかけです。
直接人と接点を持たなくても、いつもと違うジャンルの本を読むなどでも違う接点を作るのと同じ効果があります。
大きな挑戦に向けた準備をしてみる
もっと違う仕事にチャレンジしたいと思っても、準備もせずにすぐに転職するのはリスクが高いかもしれません。
でも、その前に知識をつける勉強から始めてみる、転職に向けての情報収集をしてみるなどからスタートすればリスクはありません。
未来への大きなチャレンジであっても小さな一歩から始めれば、不安や恐怖心もなく始められるのではないでしょうか。
振り返りを習慣にする
一歩踏み出した後に、その経験について振り返をしてみましょう。自分のおこなった行動の積み重ねを実感すれば、自分はどれだけの事を成し得たのかを把握できて、成長や変化を実感できるはずです。
休息も取りましょう
安心安全なコンフォートゾーンを抜け出すのはそれなりのエネルギーを必要とします。継続も大切ですが心身ともにリラックスする時間も取るようにしましょう。
コンフォートゾーンの外にあるもの





コンフォートゾーンの外にある、「ラーニングゾーン」と「パニックゾーン」について説明するニャ



「コンフォートゾーン」「ラーニングゾーン」「パニックゾーン」は、個人の成長や行動範囲を考える上でよく使われる3つの概念です
ラーニングゾーン
ラーニングゾーンは、コンフォートゾーンの外側にある成長の領域です。
このゾーンでは、少し不安やストレスを感じるものの、学びや新しいスキルを得ることができます。
ラーニングゾーンで起こることの例
・新しいスキルの学び
・(達成可能な)新しい経験や挑戦
・接点がなかった人との交流
ラーニングゾーンは、「挑戦と現実的な達成可能性」のバランスが取れているため、成長がもっとも促されるゾーンとなります。
パニックゾーン
パニックゾーンは、自分の能力や経験から大きく離れた領域です。
このゾーンでは、過度なストレスや不安を感じるため、効果的な学びや成長が難しくなることが多いです。
パニックゾーンで起こることの例
・未経験の分野で突然大きな責任を負う
・大きなプレッシャーや不安を感じる
・学びよりも「逃げたい」「やめたい」という気持ちが強くなる
あまりにも大きな挑戦や無理な目標設定は、挫折感やストレスを生み、逆効果になることがあります。急に大きな挑戦などはせず、パニックゾーンは避けるようにしましょう。



ラーニングゾーンでの経験を増やしながら、少しずつコンフォートゾーンを広げていけば、当初パニックゾーンに位置していたものも手が届きます



無理なく少しずつ挑戦を重ねることが成功のカギだニャ
モヤモヤを解消したいという内容をまとめてみました。モヤモヤした気持ちはあまり良い心地ではありませんが、その状況を「現状を見直し、新しい自分に進むチャンス」と捉えれば、悪い事だけではありません。自分のコンフォートゾーンを知り、次のステップに向けて自分にとって無理のない範囲で新しい挑戦を取り入れてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人



なんだかいつもモヤモヤしている、そんな悩みを解消する方法としてコンフォートゾーンをご紹介しました
☑ 子育て中に契約社員→正社員に転職したシングルマザー
☑ その後、平社員から取締役へ
☑ 総務・経理・人事など管理部門に強み
☑ 1,000人以上の管理部門採用の面接をおこなう
☑ 国家資格キャリアコンサルタント・産業カウンセラー
さらに詳しい内容はコチラ → what’s SHIRO-MIKE